アレックスパターン

日本代表が勝利するためには、得点しなくてはならない。
無失点に抑えたとしても得点がなければ、ドローにしかならないからだ。
ということで、日本代表の得点のパターンを考えてみることにした。

全ての試合の鍵となるのは、アレックス
彼のポジションは、ジーコがオーストラリア戦でいくシステムと明言した3バックの場合は、
当然左のウィングバックになる。
アレックスの攻撃力が存分に発揮できるシチュエーションになれば、日本に勝機は見えてくる。
アレックスは、試合の鍵であるけれども、決して日本の武器だと言えない。
ご存知のように、彼の守備力は目も当てられないほどのレベルである。
守備面で考えれば、大きな穴でしかない。
彼のプレーエリアが自陣であれば、それだけ日本にとって悪影響になる。
守備における1対1の対応、スペースの埋め方、
カバーリングを含むポジショニング、ファウルの仕掛け方、もらい方。
その全てにおいて、代表でも最低レベルである。
他の選手が出たとしても、ワールドカップで対等に闘うだけのレベルではない。
いかにアレックスに守備をさせないで済むか。
だからこそ、アレックスの特徴でもある攻撃力のみを前面に出せる環境を、
日本代表は作り上げなくてはならない。

一番大事なのは、アレックスを信頼すること。
次に、広大なスペースを与え、足元ではなくスペースに向けてのパスを供給すること。
あと、アレックスへのマークを薄くするために、必ずおとりとなる動きでサポートに入ること。
最後に、どの攻撃もシュートで終わらせること。
これがアレックスパターンの攻撃の肝。


★ アレックスを信頼する。
これは、サポーターも含めてである。
彼には全てDUEL(1対1の決闘)してもらうようにしなくてはならない。
しかし、そのDUELで10割の確率で勝てるわけがない。
ワールドカップの舞台ともなれば、そのピッチに立つ選手はそれないの力を持っている。
いかに素晴らしいドリブラーであっても、1試合でDUELに100%勝つ選手などいない。
何度もボールを奪われても、たった1度だけのチャンスで得点が生まれることもよくある。
だからこそ、アレックスを信頼してパスを送り続けなくてはならない。

★ 広大なスペースを与え、足元ではなくスペースに向けてのパスを供給
広大なスペースは、他の選手が作り出さなくてはならないもの。
どのように作り出すかは、至ってシンプルなやり方で良いのだ。
ビルドアップの段階では、グラウンドの右半分だけを使って、
選手を右側のピッチに寄せてしまうのだ。
ディフェンスラインは出来る限り高い位置を取り、
FWもしくは攻撃的MFにパススピードの速いボールを送る。
それを簡単に落とせるようなサポートを、ヴォランチと右サイドがやらなくてはならない。
そのまま右サイドで速いショートパスでボールを回すことで、
アレックスのいる左サイドにスペースが生まれる。
ここで相手が寄せてこなければ、そのまま右から攻め込んでいけばいい。
アレックスは、この時にタッチラインいっぱいの位置で完全に姿を消すようにさせておく。
そして、中村俊輔か中田英寿にボールが渡った瞬間だけ、必ずスタートを切るように準備する。
他の選手のサイドチェンジは、残念ながら質が悪い。
一気に空いたスペースを突くためには、この2人からのパスが一番確実だ。
そして、足元ではなくスペースに向けたパスを供給することになるが、これがなかなか難しい。
アレックスの欠点として、自分からドリブルの勢いを殺してしまうという悪い癖がある。
足元でボールを受けると、必ず立ち止まってしまい、せっかくの流れを断ち切る傾向にある。
だからこそ、スペースに向けてのボールでなくてはならないが、もう一つ重大な欠点がある。
アレックスは、届くか届かないかのギリギリのボールを追わないという悪い癖もある。
頑張って走れば追い付いたんじゃないのかと思うようなことが多々あるが、
彼はかなり手前の段階で走るのを止めるので、それがギリギリだったかすらうやむやにする。
ある意味で無駄な体力を使わないし、そんな根性論みたいなものは意味がないと思われる。
でも、実際にはそんなことはない!
KAZUこと三浦知良はボールがラインから完全に出るまでは必ず全力疾走で追いかけていた。
ピッチの上では予想もできないようなことが起こる可能性はある。
選手がスパイクで芝をえぐってできた穴にボールが入って止まってしまうことだってありえる。
コーナーフラッグにボールが当たってラインの外に出ないことだってある。
そういうシーンがあった場合、三浦知良ならばボールを拾うことが出来るが、
追いもしないアレックスには絶対に出来ない。
少しでも可能性があるのであれば、それに向かってアプローチをしなくてはならない。
こういうケースは相手も油断しているので、ビッグチャンスになる。
アレックスからすれば、そういう可能性を信じて、ボールが完全にアウトするまで追うことと、
パスの出し手は、アレックスのスピードを殺さず、前に出るのを諦めさせないパスが必要。

★ アレックスへのサポートについて
サポート役は、セカンドストライカーの役割となる。
このチームで言えば、柳沢か玉田になるであろう。
彼らにはアレックスを生かした攻撃での得点を期待してはいけない。
あくまで、サポート。あくまで、おとり。あわよくば要らない。
4年前の韓日ワールドカップでも柳沢は同じような役割で、日本の攻撃シーンを演出していた。
今の柳沢には、自らシュートを撃つという新たな一面も出てきたので、
別のパターンでの攻撃でその辺りを見せて欲しい。
ここでは、アレックスをマークする選手の視界ギリギリの位置で
声を出し注意を引かせるのが役割。
相手選手は、対峙するアレックスだけでなく柳沢にも注意を払うことになるので、
アレックスがDUELで勝ちやすくなる。
ワンツーを使って崩すことも考えれば、柳沢のようなポストの上手い選手が一番いい。

★ 攻撃をシュートで終わらせること
アレックスのサポートは、セカンドストライカーのみにして、
せっかくのチャンスをバックパスで無にさせない状況も作る。
セカンドストライカーはアレックスのサポートに入ることで、
ニアサイドに近い位置にいることになるが、
あえて高原直泰もニアに飛び込ませる。
これは高原の持っている一番良い形だから、これで勝負すればいい。
しかし、クロスの精度に難があるアレックスには、ファーサイドにも準備させなくてはならない。
では、ファーサイドには誰が行くべきか。
それは、中村俊輔が適任だ。
アレックスの左からのクロスは、左利きということもあり、ゴールから離れていく曲がり方をする。
そういうボールに合わせるには、左利きの選手の方が都合がよい。
この展開になる前は右サイドに選手が集まっている形なので、
ゴールに向かっていけば必然と左斜め前方向に進むことになる。
ここでゴールから離れて曲がっていくボールが来た場合、
左利きの選手なら体の角度を気にせずシュートすることができる。
もし、右利きの選手がそのボールに飛び込んだら、
無理な体勢でないと右足で合わせるのが難しい。
テンポを遅らせて自分の前(または上)を通過させてから右足を振りぬくのも手だが、
蹴る前にボールを奪われる可能性が高い。
意図的にそういうシュートを狙わせるなら福西崇史が適任だが、
彼には中盤の番人として残ってもらわなくてはカウンターの餌食となる。
だから、ファーには左利きの中村がいいのだ。
そして、ゴール中央からやや右で、ペナルティエリアの5~7mくらい後方の位置に、
中田英寿を控えさせる。
ニアへのボールはスピードも速くなければならないので、
勢いがある分こぼれ球もゴールから離れる可能性が高い。
ペナルティエリアの中まで行ってしまうと、こぼれ球に触れず、
そのままカウンターを仕掛けられる。
だから、少しだけ距離を保っておくことで、
ミドルも狙えるしカウンターを未然に防ぐ(遅らせる)ことができる。
NIKEのCMではないが、まさに”打て”って感じだな。

この形で、ぜひとも得点を奪ってほしい。
日本には他のバリエーションもあるから、アレックスパターンに固執することもないが、
相手にこのパターンを刷り込めば、他の攻撃への対応がしづらくなる。
コンフェデレーションカップでは、加地からのクロスで得点が生まれ、
オフサイドにはなったがブラジルゴールに流し込んだこともあるので、
情報収集をしていれば、日本の右サイドもパターンとしてあると必ず思っているはずだ。
だから、わざと使わなかったり、逆に右サイドを意識させたりすることもできるはず。
アジア最終予選バーレーン戦(アウェイ)で見せた中央突破も、
予選を戦うオーストラリア・クロアチア・ブラジルのセンターバックには通用すると思っている。
攻撃の軸をアレックスにしながら、これらの攻撃も絡めれば得点のチャンスは必ず作られる。

ちなみに、僕はアレックスのプレーが日本で一番嫌いです(笑)
それでも、僕は彼の可能性と日本代表の可能性を信じています。
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by neo_no14 | 2006-05-27 23:59 | 日本代表


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