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黒部ダムに感動

先日、念願だった黒部ダムへ行くことになった。
プロジェクトXに影響されたわけではなく、渓流での釣りが好きな僕にとって、
ダムというのは非常に重要なポイントになっている。
釣りの場合は、ダムよりも上流に行かなくてはならず、必ずダムを通って進んでいくので、
いつの間にかダム好きになってしまった。
そこで日本一のダムは、黒部ダムだということを聞いたので、随分前から興味があった。
本当は、黒部・立山アルペンルートが開通する4月下旬~6月くらいに、
雪の大谷と呼ばれる高さ20mにも及ぶことがある雪の壁の間を歩いたりバスで通ったりしたいが、
自分ひとりだけで行くのもどうかと思い、相方にお伺いをするも気圧の低い場所を苦手とするため、
なかなか良い返事をもらうことができないまま、時間が過ぎてしまっていた。
この時期は雪の大谷はないし、単純に黒部ダムだけ行ければいいや、って思い相談すると、
行ってみようということになり、やっとの思いで夢にまで見た黒部ダムに行くことになった。

朝7時に出発して、国道52号線を北上して、韮崎を目指す。
案外混んでいたため、予定よりも30分ほど遅れて韮崎高校前のセブンイレブンに到着。
そういえば、京都のギャラクティコ2名が夏休みに静岡へ来た時にも、
河口湖からここまでやってきたなぁ。
韮崎からは中央道で豊科まで。
これは冬のシーズンにスノボに行く時と同じルート。
僕はほとんど白馬エリアのスキー場に行くからだ。
と言っても、1シーズンで2~3回しか滑らないんだけど…
豊科ICを降りて、途中まではスキー場に行くルートと全く同じ。
ここは冬場の夜中に通ることが多いので、晩夏の昼間に通ると新鮮な気分だった。
いつも曲がる交差点を曲がらずに直進していくと、20~30分くらいで扇沢という場所に到着した。
扇沢の天気が曇りだったので、ダムの天気が心配になった。

黒部ダムに感動_f0095431_22155739.jpg
















ここからトロリーバスに乗り、黒部ダムに辿り着くことになる。
トロリーバスとは、架線から取った電気を動力にしたバス。
日本ではここでしか乗ることが出来ない乗り物だが、
確か2年前に旅したハンガリーのブダペストにあったような記憶がある。
トロリーバスは1時間に2本しか出ていないため、ここで簡単なお昼を食べることにした。
長野の名物と言えば、おやき。
肉まんと一緒に、しめじと野菜入りのおやきを食べた。
肉まんはそれほどでもなかったが、このおやきが非常に美味しかった。
この日はおやつとして、ポテトチップスを清水を出る時に買っておいた。
気圧の関係でパンパンに膨らむのを期待していたら、扇沢の時点でもう膨らんでいた。
富士登山の時は、7合目に辿り着いた時点で膨らみ過ぎて、
どこかから空気が漏れてしまっていた。
破裂することを期待していただけに、あまりのインパクトのなさにショックだった。
今回はそのリベンジをと思い、懲りずにポテトチップスを持ってきていた。
結構周りにいる観光客からも笑いが起きているほど膨らんでいた。

トロリーバスの発車時刻になり、窓側の席に座ったのだが、行程の98%はトンネルだった(笑)
景色など全く見えず、トンネルの中に長野県と富山県の県境があることだけ確認できた。
15分くらいで黒部ダム駅に着き、220段の階段を登って新展望台へ。
気持ちが良いくらいに晴れ渡った空、深緑の山々、そしてついに黒部ダムを見ることができた。
この自然に圧倒されつつも、こんな場所に巨大な人工の建造物があることに感動した。
観光用の放水もすごかったが、黒部ダムの水、山、空の色合いが非常に美しかった。
一気にストレスも吹っ飛んでしまうほどだった。
デジカメを忘れてしまったので、珍しく携帯でバンバン写真を撮ってしまった。

黒部ダムに感動_f0095431_22191100.jpg黒部ダムに感動_f0095431_22192055.jpg

















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黒部ダムに感動_f0095431_222365.jpg

















どうやらこの程度の高地では相方の体にも異変が起きないようなので、
ダムからケーブルカーで400mほど上にある黒部平に行くことにした。
ここからは、黒部ダムを眼下に眺めることができる。
ダムの上をのんびり歩いて、ケーブルカーの駅へ。
ケーブルカーもトロリーバス同様、トンネルのようなところを上がっていくので、景色は一切なし。
数分で黒部平に到着したころには、かなりポテトチップスがパンパンになっていた。
黒部平からの景色も良かったし、相方も大丈夫そうだったので、
更に上の大観峰へ行くことにした。

黒部ダムに感動_f0095431_22214435.jpg
















黒部平から大観峰までは、支柱が1本もないロープウェイに乗ることになる。
僕は高いところは全然平気で、むしろテンションが上がってしまう。
相方は足がすくんでしまうようで、せっかくの景色も見ることができなかった。
僕の唯一の心配は、かなり人の乗ったロープウェイの中でポテトチップスが爆発しないかってこと。
この状況だと、ものすごいパニックになりそうだからね。
大観峰は標高2316mの地点。
ここから見る景色は、今までより更に遠くの方まで見ることができて、非常に良かった。
富士山の周りには、同じくらいの高さの山など存在しないし、ほとんどが雲海だった。
こういう2000m級の山々が連なっている風景は、僕の記憶にはあまりない。
ポテトチップスも興奮しているようで、破裂寸前ってとこだった。

黒部ダムに感動_f0095431_22223015.jpg黒部ダムに感動_f0095431_22225092.jpg
















大観峰では、イカ団子を食した。
これが意外とおいしい。
富山名物のホタルイカ関係のお土産がたくさんあったので、お茶漬けを買った。
山の中で海産物の土産って言うのも変な話のようだが、
特に山関係のお土産があるわけではないから良いとしよう。

黒部ダムに感動_f0095431_2221785.jpg












黒部ダムに感動_f0095431_2221245.jpg
















相方は新展望台までの階段やら、展望台からダム、ケーブルカーの駅までの歩きで、
お疲れの様子なのでそろそろ帰ることにした。
また相方は地獄のロープウェイにあり、変な汗をかいていた。
それからケーブルカーで黒部ダムまで降りて、
ここでポテトチップスを食べながらトロリーバスの出発を待った。
行きも結構人がいたが、帰りはもっと多かった。
疲れていたこともあり、トロリーバスで座れたから良かった。
扇沢に着いたのは、17時くらいだった。

車に戻って着替えをして、豊科ICに向かった。
毎度御馴染みのIC近くの安曇野スイス村でトイレ休憩とお土産を物色して高速に乗った。
辺りはすっかり暗くなっていて、もう秋なのかもって感じだった。
韮崎ICで降りて、恒例の長浜ラーメンを食べた。
夜は炭水化物を控えている僕だが、旅行中だけは関係なし。
ここのスープは非常に美味しいんだけど、この日はちょっと薄く感じた。
ちと残念。
お店を出て、国道52号をひた走り、22時くらいに清水に到着。
さすがにこれだけ長時間のドライブだと、腰に来るんだよなぁ。

それでも、また黒部ダムには行くことが決定した。
相方はあの程度の気圧の変化なら問題ないみたいなので、次は雪の大谷にチャレンジする。
大観峰からトロリーバスで立山の裏側になる室堂まで行き、
そこからは高原バスに乗るとあるらしい。
相当寒いとは思うので、スノボウェアを着ていくのがいいのかな?

それにしても、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイと、どの乗り物も料金が高い!
扇沢から大観峰までの往復で、5,650円。
乗り物に乗っている時間は、合計で30分未満なんだけど…
今度行くときは、更に6,000円以上のプラスが約束されている。
きっと泊まりで行くだろうから、宿泊費も上乗せだから、
京都へ行くのと変わらないくらいの出費になりそう。
こりゃ、旅費を作るためにせっせと節約しないと。
国内旅行用の500円玉貯金もしようかな。
by neo_no14 | 2006-09-15 22:57 | Travel


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