ちょっと遅くなったけど、インド戦で物申す

最初に言っておきたいことがある。
4基ある照明の1部が停電したこと、犬が乱入したこと。
こういったことはその国の事情であって、試合内容とは無関係のことである。
絶対にホームで勝つための嫌がらせでも何でもないので、特に言及する必要はない。

今回の相手は、インド。
格下とか格上と言う言葉は、傲慢さや油断、言い訳などに使われるものだと思うので、
僕は使いたくはないが、メディアはそういう言葉で国民を煽る。
サッカーにおいては、実力差が結果に結びつくとは限らないスポーツである。
強かろうが、美しかろうが、ゲームを支配していようが、負ける場合はある。
FIFAランキングほど当てにならないものもない。
あくまでこの試合の出来を踏まえて試合について書きたいと思う。

インドについては、個々のレベルを考えてみても、非常に良く戦っていたかと思う。
ありがちなDFに人数をかけてゴール前だけをがっちり固める戦術ではなく、
中盤からきっちりプレスをかけていたし、カウンターもなかなかのものだった。
あくまで彼らのレベルからしたらということで、Jリーグを基準にはしていない。

Jリーグのトップレベルとして現代表監督に選ばれた日本は、明らかに技術力のなさを露呈した。
”止める””蹴る”は、サッカーの基本中の基本。
相手プレッシャーの有無、ピッチコンディションは言い訳にならない。
それを含めてしっかりと”止める””蹴る”が出来なければならない。
ほとんどのミスが自滅であり、組織力の問題ではなく、個人技の問題だった。

DFに関して言えば、DFが本職の選手は水本ただ1人で、
彼の負傷退場により、スペシャリストがピッチからいなくなった。
他のDFは、阿部勇樹と今野泰幸。
本職をヴォランチとする彼らだが、DF能力が高いので、あくまでインドと対戦する上では問題はない。
アジアのトップレベルとの対戦となれば、高さの面では太刀打ちできないことは容易に想像できる。
水本が退場してからは、鈴木啓太が真ん中に入った。
闘莉王が攻め上がった時のカバーで入るポジションだから、そつなくこなせていた。
しかし、啓太にも高さがない。
中途半端なハイボールに滅法弱い川口能活も含めて、相手の戦術次第では危なかったかもしれない。
インドはFWに高さがあるわけでもないし、ロングフィード・クロスにしても精度がなかった。
この相手に失点されるなど許されないし、その程度の選手たちではなかった。

状況に応じて、3バックになったり4バックになったり、はたまた2バックになるオシムのサッカーだが、
複数のポジションを遜色なくこなせるようでなくてはならない。
阿部にしても啓太にしても、それが可能だからこそ起用されるのだ。
マンマーク能力、カバーリング能力は、共に優れている。
展開力もあるし、運動量が豊富だから機を見て前線へ飛び出すこともできる。
これだけ能力があるのだから、”ポリバレント”に起用できる。
では、そうでない選手はピッチに立てないのだろうか。
答えは、Noである。
DFにしても、必ず1~2枚はDFとしてプレーする。
そこに食い込めればいいだけの話。
1~2枚とは言うが、実質は1枚だと思う。
現在はそのポジションに一番近いのが坪井慶介だと思われる。
イエメン戦では積極的に攻撃参加していたが、彼の攻撃能力は大した事はない。
そう考えれば、どのようなディフェンスになってもバックの一角として残る可能性は高い。
オシムが考えるJリーグ最高のストッパーではないかと思う。
要するに、彼に優れば必然的にポジションが与えられると考えても良い。
真ん中は、闘莉王以上の素材は見つからない。
ディフェンスのコンビネーションという意味でも、坪井は優位に立つ。
水本の場合は、千葉でオシムの元で学んでいただけあって、戦術理解度は高い。
清水から唯一選出されている青山直晃は、その次と考えられる。
他にDFで選出された山口智は、ヴォランチもできるし、
現在ではガンバで左サイドバックもこなしてしまっている。
だから彼の場合は、スペシャリストの部類には属さないと考えられる。

しかし、この試合において青山は、ベンチ入りすら出来なかった。
闘莉王と坪井が怪我によって選出されなかったにもかかわらずだ。
前にも書いているが、青山が選ばれること自体不思議でならないし、
あくまで推測でしかないが、戦術を学ばせるために呼んでいるのではないかと思う。
選ばれているということは、ストッパーとしての才能には期待を寄せていることは間違いない。
ぼけてはいるが純粋で真面目な性格だから、学ぼうとする姿勢もある。
身体能力だけの選手にはならない可能性は認められているはず。
ただし、清水においても日本代表においても、技術レベルは最低の選手。
試合中のシステム変更に柔軟に対応できる能力は、現在はない。
現在ないからといって、経験を積ませなくては成長することもない。
まだ若いだけに、4年後を見据えた育成だと考えるのがいいだろう。
U-21ならともかく、A代表の試合では青山を期待するのは無駄だと考えた方が良い。
清水サポーターからしてみれば使って欲しいと思うのも無理はないが、
彼はまだそんなレベルではない。

”巻は下手なだけ”
川渕三郎は、何を今更そんなことを言う必要があるのだろうか。
巻が下手なことくらい、誰もが知っていること。
3年も直接指導しているオシムが一番良く知っていること。
ドイツワールドカップの代表に入ったからといって、ブラジル戦に出場したからといって、
基本的な技術力が短期間に飛躍的に伸びるわけがない。
僕の場合は、W杯のメンバーに選出されたところで、全く期待していなかった。
なぜなら、下手だと知っていたから。
気持ちでプレーすることは非常に大事であることには違いないが、
それだけでなく技術も伴った選手が本当は必要とされる。
残念ながら、現在の日本にはそういった選手がいないのであろう。
気合なき選手より、技術なき選手の方がマシ。
そう考えられているのではないだろうか。
途中から出場した我那覇和樹は、巻よりも技術はあるが、気持ちはどうだっただろうか。
僕にはゴールを奪ってやろう、ポジションを奪ってやろうという気迫を感じなかった。

もっと書きたいことはあるけど、今日はここまで。
褒めるべきこともちゃんとあったからね。
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by neo_no14 | 2006-10-13 23:59 | 日本代表


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