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初めての静岡旅行 2日目 -Comer y Siesta-

12月19日(火) 曇りのち晴れ
前日の夜に、起床は8時で9時くらいに支度を終えるようにしようと話していた。僕は足の痛みもあり、8時前には目が覚めてしまった。リビングでテレビを見ていると、8時過ぎにビセンテからメールが来た。ビセンテは起きたけど、アヤカさんはまだ寝ているようだ。たぶん暇だろうから、ビセンテをリビングに呼び、話し始めた。アヤカさんは9時に出掛けられるように逆算してギリギリまで寝ていたようだ。確かに時間通りに支度を終えて、朝食代わりのいちご狩りとなった。

個人的にも1ヶ月振りくらいに食べたいちご。美味い。ビセンテもアヤカさんもとっても喜んでくれた。どうも、ビセンテがチョイスするいちごは色艶が微妙なものが多かったので、僕が取ってあげるようにした。一応、小さなコンデンスミルクもあるが、使わない方が美味しい。試しに使ったみたいだが、いちごの味が損なわれると言うことで、甘い物好きのビセンテがミルクだけを飲んでしまった。ビセンテもアヤカさんも30粒くらい食べて大満足で終了した。

家を出発して、まずは三保の松原へ。車で少し走れば富士山が見えるポイントなのだが、曇っていたため、富士山の姿がほとんど見えなかった。前日にずっと見ることができたのは、本当に救いだったかもしれない。実は雨男・雨女と噂されているビセンテ・アヤカさんだけに、前日が奇跡だったのかもしれない。三保の松原までは、そんなに時間は掛からない。ビセンテは朝飲んだ鼻の薬の副作用で、かなりローテンションだった。行く前に、三保の松原は全然期待しない方がいいと伝えていた。僕は詳細を話さないつもりだったが、うちのおかんが言ってしまった。駐車場に車を停めて、天女が衣をかけたとされる松へ言ってみたが、アヤカさんが想像していたほど酷いものではなかったようだ。そのまま波打ち際の方まで砂浜を歩いた。やはり富士山には雲が掛かっていたため、ほんの一部分しか見られなかった。

三保の松原を後にして、調子の上がらないビセンテは、レッドブルを要求。コンビニでトイレをお借りしたついでに買おうとしたがなかったので、別のコンビニまで行くことにした。前日も朝からレッドブルを飲んでいたが、本当に毎日毎日飲んでいるらしい。アヤカさんと僕とで、お金がもったいないなどと言って止めるようにしむけたが、意外とこういうところは頑固で、持論を曲げないビセンテ。肉離れにならなければ登るつもりだった久能山東照宮を横目に、ガソリンを給油してから、昼食となった。

昼食に選んだのは、とんかつ。静岡はとんかつ屋が多い。その中でも、僕のおススメのお店が2店舗あり、破壊力と繊細さのどちらをチョイスするかを2人に委ねた。繊細さをセレクトしたので、そちらのお店に。2人はとんかつ定食、僕はカキフライ定食を注文。座敷に座ったのだが、思うように座ることができず苦労した。今回の肉離れはお尻まで達している感じなので、椅子だろうが座敷だろうが、どう座っても厳しい。注文した品がテーブルに並び、食べることにした。アヤカさんはこの店のとんかつのサイズでも大きいと感じたようで、破壊力のある方を選んでいたらエライ事になっていたかもしれない。味は好評だった。質の良い豚を使っているので、甘味もあり、柔らかいお肉で、とても美味しい。僕のカキフライも美味しいかったので、ビセンテに食べさせようとしたが、どうも苦手らしい。貝類は全般的にダメらしく、唯一ムール貝だけは大丈夫だと言う。スペインでもそうかもしれないが、フランスやベルギーでは、ムール貝を良く食べられているという記憶がある。僕は、ニースとブリュッセルで、白ワインで蒸したムール貝を山ほど食べた。形も大きく、非常に美味しかった。そんなことを思い出しながらカキフライを完食。

お店を出て向かったのは、HARD-OFF。ここに来ることは、ビセンテの念願だった。京都にないわけではないが、ビセンテの住む町からは遠いため、行ったことがないとのこと。アキバ系スペイン人ビセンテは、じっくりと隈なく店内を見て回っていた。ちょっと想像していたようなお店ではなかったみたいだが、お宝LDを発見した。これをスペインに持っていけばマニアに高く売れるようだ。店内では「余計なものは買うな」と言っていたアヤカさんも、車に戻ってからその話を聞いて、「なぜ買わなかった」と責め立てていた。

次はデザートで、日本平ロープウェイ乗り場にあるわさびアイスを食べに行った。これは前日に相方が伝えていたらしく、アヤカさんがノリノリで食べる気になっていた。外は涼しいが、車の中は暖かくて気持ちよかったようで、アヤカさんはところどころ夢の中へ。日本平に到着し、早速アイスを買いに行った。僕はてっきりわさびソフトだと勘違いしていたのだが、わさびアイスだった。アヤカさんは寒いので、わさびアイスを買ったらすぐに車に戻った。ビセンテはこれみよがしにいくつまで重ねることができるかを僕に確認した。ダブルまでは可能だったが、ビセンテはトリプルで食べたかったらしい。悩みに悩んで、いちごとメロンに。僕はソフトクリームにして、バニラといちごのミックス。車に戻って食べてみたが、どれも外れナシ。アヤカさんは、だいぶわさびアイスにハマった感じ。最初の一口はわさび以外の何物でもないけど、だんだん病み付きになっていくようだ。

日本平山頂を離れ、日本平スタジアム・自宅経由で、すんぷ夢ひろばへ。自宅では、相方が作ってくれたチーズケーキを食べるのを忘れていたので、車で食べるために寄った。僕はついでに足を冷やすための保冷材を新しくした。チーズケーキはなかなか好評だった。僕が認める唯一の相方の料理のチーズケーキ。まぁ、これ自体は僕が伝授したものなんだけど…。すんぷ夢ひろばでは時間があれば温泉にも入ろうと思っていたが、その後に清水港の河岸の市に行く予定だったから、今回は断念してもらった。とりあえずは、ここでお土産を買うことにした。色々見て回って、大量にお土産を買い込んでいた。アヤカさんは、さっきわさびアイスを食べたばかりのはずなのに、ここで桜海老ソフトも食べていた。これも案外アリだったようだ。

予定通り、次は河岸の市へ。冬場ということもあり、お目当ての釜揚げしらすはあまり質が良くなかった。これは改めて夏に食べてもらうことにしよう。僕も結構市場が好きだが、ビセンテも興味を示していた。スペインでは見たこともない貝もいて驚いていた。僕はここで買える豆乳が結構好きなので、買うことに。トロ好きのビセンテは、食べたくなったらしく、トロの握りを買いたいと言い出す。おなかがいっぱいのはずのアヤカさんも買うんだったら食べるというので、特選中トロ6貫入りのパックを購入。あとで2貫ずつ食べた。お腹は全く空いていなかったが、全員ペロリと完食。旅行は、財布の紐も緩むし、たくさん食べちゃうもの。特に短期間だと、詰め込めるだけ詰め込んでしまうから大変だ。

時間は、16時くらい。夕食は19時を予定しているので、それまではドライブすることにした。結構何度も同じ道を走っていたので、ちょっと申し訳なかったが、ビセンテのリクエストで、京都の四条っぽいところがあったら行きたいということなので、静岡駅の北口周辺を走ることに。アヤカさんは、またも夢の中。魔法の呪文で起こそうとするビセンテを制して、静岡の繁華街をゆっくりと回る。喫茶店でも入ろうかと探してみたが、あんまりそういうところを知らないので、気が付いたら繁華街を大きく逸れ、安倍川に掛かる橋の方まで来てしまった。ビセンテは喜んで写真を撮っていたから良かったけど。橋を往復して、コンビニで休憩しようとした頃に、相方から連絡が来て、定時くらいには終わるように言われたので、お店に電話して18時30分に予約をした。コンビニでちょっと時間を潰し、相方の仕事が終わるのを見計らってピックアップしに行った。

相方と合流し、お店に向かう。さっき車で通った静岡駅周辺に行き、お店の近くのコインパーキングに駐車。ほんのちょっと歩くだけだが、なかなか厳しい僕の足…。夕食は、僕がお気に入りのイタリアン。おススメは、ブルスケッタとカルボナーラ。それ以外の料理も美味しいので、みんなで色々注文した。ビセンテ以外はエスカルゴが好きなので食べたのだが、ビセンテは「かわいそう」という理由で食べないみたい。楽しい会話と美味しい料理を堪能して、この店を出た。まだ時間があるし、「スペイン人は食後に甘い物を食べたい」とビセンテが言うので、デザートは別のお店に。散々いちごを食べたはずなのに、ビセンテもアヤカさんもこともあろうにいちごのショートケーキを注文しようとする。この店で扱っているいちごの品種を店員に聞いて、お店をちょっと困らせてしまった。品種はわからなかったが、産地と生産者の名前を教えてもらった。結局2人はいちごのショートケーキで変わらず、相方がガトーショコラ、僕はパンナコッタを注文した。どうも去年の11月に京都へ遊びに行った時に、食後に入ったケーキ屋で1人でケーキを2つ注文したのが、相当インパクトが強かったらしい。色んな話で盛り上がっていたのだが、時間は刻々と帰りのバスの時間に近づいていた。

お店の閉店時間になり、車に乗り込みバス停まで送り届けることにした。ビセンテもアヤカさんも静岡を非常に気に入ってくれたみたい。また遊びに来たいと言ってくれたのが嬉しかった。常連のYマちゃんばりに、我が家に馴染んでほしいですな。バス停に着いたが、なんだか別れるのが惜しかった。もっと一緒に遊びたかった。たびたびビセンテが「明日も休みにしますか?」って言っていたけど、さぼり癖が付いてしまうのを嫌うアヤカさんが一蹴していた。確かに、さぼり癖が付いてしまうのはまずい。それは僕自身にも言い聞かせなくてはならないことだった。この2日間は、あっという間だった。楽しいから時間が経つのも早かった。もし、僕が足を怪我していなかったら、もっと楽しんでもらえただろうし、僕自身も楽しめたはず。それだけが心残りではあったが、今度遊びに来た時にお返ししないと。
by neo_no14 | 2008-03-01 02:08 | Travel


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