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2009シーズン ホーム開幕戦 横浜FM戦

監督の手腕に対して、早くから非常に懐疑的であることを書き続けてきているが、
今年が最後であることを信じているので、もう諦めている。
基盤を作れても、発展させることはできないと3年以上前から言っていたが、
そろそろ理解していただけたかと思う。
何年続けて、こうしてチームの根幹から構築させなければいけないと思わせる開幕を迎えさせるのか…
昨年までのチームをベースに、新加入選手を入れて、より強いチームにならなければいけないのに、
就任3年目からずっとこの調子でシーズンインするとは…
諦めのついている僕ですら、これだけ失望をしてるわけだから、純粋なサポーターのショックは計り知れない…
天皇杯で決勝まで進んだわけでもなく、2年連続で開幕ダッシュに失敗していれば、
もっと早くからチームを始動させて、本気で優勝を狙って欲しいところだ。
去年は後半戦での成績がリーグ1だったが、何も結果は残していない。
結局、前半戦の低迷がなかったら、優勝できていたということがわかっているのだろうか。
鹿島は2年前、驚異的な追い上げから奇跡の逆転優勝をした。
それを目の前で見ていたのではないのか。
失敗や経験を生かして、次につなげなくてはならないのに、それができていない悲しい事実…
スローガン通り、目的語がないから、何を信じていいのかさっぱりわからない。


昨日、風を制する者が試合を制すると書いたが、清水ではなかったことは確かだった。
まだ横浜FMの方が風を活用できていたのではなかろうか。
そういった意味では、この試合での選手にも相当不満がある。
抜群の反射スピードでゴールを死守した西部洋平に救われた試合だ。
それがなかったら、本当に良いところが見つけられないほどに質の低い試合をしていた。
風下になった前半で、ミドルシュートをバンバン撃たれたにもかかわらず、
風上になった後半に放たれたミドルは数本で、枠を捉えているものはほどんどない。
風を計算したクロスもコーナーキックもなかったし、ただ風に翻弄されていただけ…
この辺りの話は、監督は一切関係なく、選手個々の判断力の問題。


青山が致命的なミスを前半だけで3回はしていたが、これが彼の実力である。
今までは実力以上のものが発揮されていただけで、総合的に判断すれば、このくらいの選手。
北京五輪代表から外れたのも実力。
レギュラーに定着して、不動のセンターバックのように思われるが、これだけのミスを繰り返せば、
次の試合から外されても何も不思議ではない。
もう彼に経験をさせる必要はない。
彼のミスは、ほとんどが消極性が生んだやってはいけないミス。
積極的にプレーしてのミスとは、その意味に大きな差がある。
僕なら、次の試合で児玉をセンターにして、左に新戦力の太田宏介を試す。
はっきり言って、後半からそういう形にしても良かったほど。

中盤に関しては、システム云々の話ではなく、連動性の問題。
テル・真希・兵働・枝村の全員がヴォランチをこなせるし、それぞれに前でも勝負ができる。
だからこそ、ポジションチェンジを繰り返しながら、しっかりパスを交換して崩していけるはずなのに、
パスミス・ポジショニングミスが重なり、悪循環を生む。
清水の生命線は中盤であり、その中盤が自らリズムを崩していけば、試合をコントロールできるわけがない。
横浜FMは、開幕戦で崩壊した守備を1週間でなんとかなるレベルまで立て直した。
清水は、大宮戦で機能しなかった中盤が更に悪い状態になった。
中盤の底が1枚にだろうが2枚だろうが3枚だろうが、試合の中で状況を見極めて変化させればいいわけで、
そこを相手の戦術を踏まえて、フレシキブルに対応することができるまでの経験をしているはず。
できれば、真希と枝村のポジションを変更して、アンカー気味にテル、その前のポジションに枝村を置く。
その方が、真希の特徴も枝村の特徴も生かすことが出来る。

FWは、彼らだけの問題ではないが、戦術的に攻撃をどう組み立てるかが疑問で、
ヨンセンを使いたい気持ちはわかるが、どう使えば効果的かがわかっていない感じだった。
開幕戦の後に、ヨンセン本人が足元へのボールを要求していたのだが、どれだけ増えたのだろうか。
色々と書きたいところもあるが、時間が無いので、ここまで。
終了間際で原が見事なトラップ&ターンで抜け出したのに自分で撃たなかったのはいただけない。
あそこはシュートして、他のフリーな選手はこぼれ玉要員くらいに思っていないと、レギュラーにはなれない。
遠慮している場合じゃない。

淳吾の復帰は、非常に嬉しいこと。
だけど、100%回復してもポジションが保証されているわけではない。
今シーズンは、兵働とポジション争いをすることになるだろう。
とにかく、早く完全に治してもらいたい。
by neo_no14 | 2009-03-15 17:08 | 清水S-Pulse


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