J2010 第5節 横浜FM vs 清水
勝つためには、なりふり構わない。
まるで降格争いをしているかのようなその戦いぶりに、大きなショックを覚えた。
4-3-3というシステムなんてものは、あくまで配置を示したものであり、
そこに戦術というエッセンスを加えることで、いかようにも変化していく。
FWが3人だから、攻撃的とかいうのは机上の空論でしかなく、
DFが5人でも、超攻撃的なフットボールを展開したクラブもある。
攻撃的か守備的かは、戦術の問題だ。
現在の清水は、1試合を通して、同じコンセプトで試合をこなすことができない。
ただし、それが悪いかと言えば、そうでもない。
試合の流れによって、戦い方を変えられることは、大きな武器である。
この試合の中で、明らかに戦い方が変わっていった清水だが、
ほぼ全員がベタ引きで守りを固めるという戦術は、チャンピオンを狙うチームとしては情けない・・・
完全に力負けしているので、自分たちのやろうとするフットボールを捨ててでも、守らなくてはならない。
そうとしか思えなかった。
自陣にチーム全員が戻っていることはどこのチームでもよくあることだが、
更に自陣を半分にしてフィールドプレーヤーが9人いるなんてのは、
レベルの違いがある「格下」と呼ばれるチームがジャイアントキリングを目指し、
最後の手段として行う場合でしか見ない光景だ。
5節を終えて、首位に立っている清水だが、今現在の順位ほど意味のない順位はない。
なぜなら、計算上、全18チームが優勝の可能性があり、更に降格の可能性がある。
まだまだ先は長い。
もちろん1試合ごと勝点3は欲しいところだが、目先の勝点よりも大事なことが今はある。
今回、その存在の大きさを改めて示したのは、小野伸二。
彼が退いてからの試合展開は、一方的だった。
残念ながら、小野伸二以外に、ゲームをコントロールできる選手がいない。
彼のレベルでコントロールできないにしても、少なくともゲームを一旦落ち着かせるだけでもいいのだが、
それを実行できる選手がいない。
辻尾に関しては、良く頑張っているとは言えるが、まだ自分の力をわかっていない。
ボールが出てから反応するのではなく、ボールを出してくれることを信じて、自分から動き出さないと。
1点目の右サイドでの崩しも、小野が天才的な右アウトサイドでのパスを受けてからのクロスだったが、
本来もっと深い位置に出すべきパスを、反応できていない辻尾のために、小野はだいぶ手前に出している。
スペースが充分あるのだから、動きを止めず、ボールが出なくても走り抜けて行かないようでは、
全てが後手後手に回り、上がることすらできなくなってしまう。
西部に関しては、PKストップという大きな仕事をしてくれたが、
試合を通しての評価は、それほど高くはならない。
この試合では、ことごとくセカンドボールを拾われて、波状攻撃を受けまくることとなったが、
その原因を作っていたのは、何だったのか。
ラインが下がりすぎて、こぼれ球の反応が遅れてしまっているのも一つの要因だが、
もっとも大きな原因は、キャッチできるボールをパンチングしてしまうことだった。
あれをキャッチしていれば、少なくとも7回くらいはセカンドボールを拾われることはなかった。
ステップバックしての難しい体勢からキャッチしたこともあったが、
逆にそれこそパンチングで逃げるべきボールだった。
要するに、判断力が悪く、ゲームの悪循環を作ってしまっていたということ。
スーパーセーブばかりに目を向けると、チームの勝利に貢献したことには違いないが、
GKもゲームメイカーであることを自覚して、適切な判断と行動をしてほしい。
まるで降格争いをしているかのようなその戦いぶりに、大きなショックを覚えた。
4-3-3というシステムなんてものは、あくまで配置を示したものであり、
そこに戦術というエッセンスを加えることで、いかようにも変化していく。
FWが3人だから、攻撃的とかいうのは机上の空論でしかなく、
DFが5人でも、超攻撃的なフットボールを展開したクラブもある。
攻撃的か守備的かは、戦術の問題だ。
現在の清水は、1試合を通して、同じコンセプトで試合をこなすことができない。
ただし、それが悪いかと言えば、そうでもない。
試合の流れによって、戦い方を変えられることは、大きな武器である。
この試合の中で、明らかに戦い方が変わっていった清水だが、
ほぼ全員がベタ引きで守りを固めるという戦術は、チャンピオンを狙うチームとしては情けない・・・
完全に力負けしているので、自分たちのやろうとするフットボールを捨ててでも、守らなくてはならない。
そうとしか思えなかった。
自陣にチーム全員が戻っていることはどこのチームでもよくあることだが、
更に自陣を半分にしてフィールドプレーヤーが9人いるなんてのは、
レベルの違いがある「格下」と呼ばれるチームがジャイアントキリングを目指し、
最後の手段として行う場合でしか見ない光景だ。
5節を終えて、首位に立っている清水だが、今現在の順位ほど意味のない順位はない。
なぜなら、計算上、全18チームが優勝の可能性があり、更に降格の可能性がある。
まだまだ先は長い。
もちろん1試合ごと勝点3は欲しいところだが、目先の勝点よりも大事なことが今はある。
今回、その存在の大きさを改めて示したのは、小野伸二。
彼が退いてからの試合展開は、一方的だった。
残念ながら、小野伸二以外に、ゲームをコントロールできる選手がいない。
彼のレベルでコントロールできないにしても、少なくともゲームを一旦落ち着かせるだけでもいいのだが、
それを実行できる選手がいない。
辻尾に関しては、良く頑張っているとは言えるが、まだ自分の力をわかっていない。
ボールが出てから反応するのではなく、ボールを出してくれることを信じて、自分から動き出さないと。
1点目の右サイドでの崩しも、小野が天才的な右アウトサイドでのパスを受けてからのクロスだったが、
本来もっと深い位置に出すべきパスを、反応できていない辻尾のために、小野はだいぶ手前に出している。
スペースが充分あるのだから、動きを止めず、ボールが出なくても走り抜けて行かないようでは、
全てが後手後手に回り、上がることすらできなくなってしまう。
西部に関しては、PKストップという大きな仕事をしてくれたが、
試合を通しての評価は、それほど高くはならない。
この試合では、ことごとくセカンドボールを拾われて、波状攻撃を受けまくることとなったが、
その原因を作っていたのは、何だったのか。
ラインが下がりすぎて、こぼれ球の反応が遅れてしまっているのも一つの要因だが、
もっとも大きな原因は、キャッチできるボールをパンチングしてしまうことだった。
あれをキャッチしていれば、少なくとも7回くらいはセカンドボールを拾われることはなかった。
ステップバックしての難しい体勢からキャッチしたこともあったが、
逆にそれこそパンチングで逃げるべきボールだった。
要するに、判断力が悪く、ゲームの悪循環を作ってしまっていたということ。
スーパーセーブばかりに目を向けると、チームの勝利に貢献したことには違いないが、
GKもゲームメイカーであることを自覚して、適切な判断と行動をしてほしい。
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| 2010-04-03 23:59
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