CWC SemiFinal FC Barcelona vs Club America

2006年12月14日(木) 雨  日産スタジアム

力の差は圧倒的だった。
トゥルシエ監督時代に日本代表がフランス代表とアウェイのサンドニで
0-5と大敗した時のように、
敗者は成す術なく、ファウルすら犯すこともできず、敗れ去った。
奇しくも同じ雨の中での試合だった…

この試合のバルセロナは、非常に質の低いサッカーを展開していた。
チーム全体の運動量も少なく、サイドバックもあまり上がらない。
(得点を奪ってからはそうでもなかったが)
負ければ終わりのトーナメントゆえの戦い方なのか、
あまりリスクを負わない消極的なサッカーだった。
点差が開き、相手のプレッシャーも甘く、自由にプレーさせてもらったために、
プレーの中に遊びを入れ始めていたが、それもだんだん遊び過ぎの領域まで達してしまい、
真剣勝負のクラブ対抗の国際大会とは思えないようなサッカーになってしまった。
僕はCWCで本気のプレーを見られることを期待していた。
ガチンコの中で繰り出す曲芸プレーというものは賞賛することがあっても、
これだけゆるゆるの試合の中でのそういう類のプレーは、はっきり言って見たいと思わない。
サッカーが文化として成り立っていない国で開催する大会で、
ただ観客を喜ばせるためだけの派手なプレーなど、
僕には侮辱されてるんじゃないかと思えた。

ライカールトは何を思ったのか、
クラッシャーとして能力を発揮するモッタをアンカーに起用した。
彼を使うということは、相手MFのキーマンを潰すことを意味する。
しかし、この日の対戦相手クラブアメリカには、中盤をクリエイトする選手などいないため、
彼本来の仕事をすることはなかった。
前半は半袖に手袋というおかしな出で立ちでピッチにいたモッタだったが、
あまり仕事がないせいか、後半は長袖に手袋をして登場したのも天候だけの問題だとは思えない。
あれだけ中盤のない相手であれば、控えにまわったシャビを初めから入れていれば、
よりボールを支配することになり、デコのポジションが一つ前に出ることで、
自らがフィニッシュを意識してプレーすることが出来たはず。
前半のデコは、シュートチャンスでもロナウジーニョにボールを流す回数が多かった。
雨に濡れてボールが走ってしまうピッチのためか、
クラブアメリカのDFが縦を切っていたからか、
ロナウジーニョは縦への勝負ドリブルをしなかった。
後半は遊びの要素が強いプレーで、正直呆れてしまった。

個々には非常にレベルの高いプレーもあったし、中には素晴らしい連携もあるのだが、
バルセロナの力を考えると、調整試合をしているようにしか見えないほどだった。
イニエスタのボールを保持しながらのターンの上手さは特筆もの。
デコは、随所に唸らせるプレーを披露してくれた。
彼のダイレクトプレーは、受け手のスピードを殺さず、なおかつ優しいパスを供給する。

早い時間帯で得点が入ったこと、
またその得点が素晴らしい連携からの中央突破でチンチンにやられたこと、
そういう要因が影響してか、戦意が時間を経ていく毎に喪失してしまったように思われる。
戦う意志があれば、もっと激しくプレーすることは可能だった。
ただし、圧倒的な力の差を感じてしまうと、相手との間合いを余計に取ってしまい、
プレスの掛からない状態でプレーさせてしまう悪循環を生んでしまった。
相手が戦ってこないのであれば、省エネサッカーで充分勝利することができる。
また、無駄に派手なプレーをやっても許されるし、
会場にいた観客もそれを望んでいるように思えた。
僕と一緒に見に行った友達も派手なプレーには騙されないので、
文句ばかりが口からこぼれた。
挙句の果てには、4人中3人が眠くなってしまう事態に発展。(内1名は完全に寝てしまった)

テレビで見るのとは違いスタジアムで観戦すると、
全体のポジショニングや仕掛けるタイミングなどがわかる。
やはりバルセロナのシステムは、テレビで見た印象と全然違っていた。
サイドのDFとMFの位置取りだったり、FW(グジョンセン・ジュリ)の仕掛け、
オフサイドトラップの仕掛け方などなど、非常に興味深い点について見ることが出来たのは、
僕にとって収穫だった。
しかし、相手があまりにも弱く戦ってこなかったために、
その実行レベルが低かった気がしてならない。
是非とも本気で戦うバルセロナを見たい。
決勝では、南米代表インテルナシオナルが相手になるから、もっとガチンコ勝負になるだろう。
遊びなんてもう充分だ。
神経をすり減らすような緊迫感、想像を越えるプレーが与える興奮で僕らを満たして欲しい。


時間がないので、スタジアムで感じたことを書きなぐったので、
誤字・脱字、支離滅裂な内容だったりするかもしれませんが、悪しからず。
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by neo_no14 | 2006-12-15 00:00 | Club World Cup


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